数学
子どもの頃から好きだった数学を社会人になってからパッタリとやめてしまっていたのだが、最近になってまたやり直したくなった。
きっかけの1つは、妻に誘われて『不思議の国の数学者』という韓国映画を一緒に見に行ってそれが心に刺さったから。
ただその感想はいつか改めて書くことにして、ここではこれから読む予定の本について述べたい。
1. 平井武『線形代数と群の表現 I・II』朝倉書店
Iだけ先にパラパラと読んだ。正多面体群や対称群などの具体例が沢山あるので、そこはこれから手を動かして計算してみる予定。
どうでもいいけど、私が大学生の時はこうした細かい置換の計算みたいなのが好きでも得意でもなく、そんなことより抽象的で普遍的な論理展開が見たい、とか思っていたような気がする。おそらくその考えは自分にとっては良くなかったことで、個々の具体例に数学の面白さや奥深さを味わうチャンスがあったかもしれないことに早い段階で気付くべきだった。
2. 河澄響矢 『トポロジーの基礎 上・下』東京大学出版会
このテキストに対応する河澄先生の講義を学生時代に取ってた。内容も講義スタイルも面白くて、それなりに真面目に勉強していた気がするのだが流石に時間が経ったのであまり覚えていない。
あと当時はちょうど専門分野を選び始めなければいけない時期で、私はトポロジーを選ばなかったので、他の勉強を優先するようになって徐々に忘れてしまった感じだったと思う。
ちゃんと具体例に立ち止まりつつのんびり読みたい。
3. O. Forster, Lectures on Riemann Surfaces, Springer
いつかは真面目にやりたいと思っていたリーマン面。代数と幾何と解析が一堂に会してる感が凄いし、歴史的にも超重要って気がして凄い(詳しく知らないので語彙がなさすぎる)。過去多くの人たちにとって面白いとされてきた対象を知っておく、というのは大事な気がする。
1人で読みこなせるかどうかは不安。B3で受けた複素解析学の授業ノートが家に残っていて、それだけが頼り。
他にも気になる本や講義ノート等あるものの、取りあえず現時点で読むモチベが高い3冊をあげてみた。
おわり。