空集合日記

何でもない日の日記と独りごと

近況

最近全然日記を書けなかった。

仕事が忙しくなっていることもあるけど、ぼーっと過ごしているときも、出来事を振り返る気持ちに持っていくことがなんとなく難しい。もう少し更新ペースを上げたい。

 

以下近況。

数学

再燃したのは5,6月くらいの頃だったが意外にもまだ数学熱が続いている。数学一筋という状態までは流石に達していないが、引き続きスローペースでForsterのリーマン面を読んでいる。

本当はこのブログを始めた目的の1つに「数学のエントリを書く」というのがあったのだが、開設して3ヶ月経ったものの未だに書けていない。1本目は普遍被覆空間の構成をするつもりだった(暫く書けなさそう)。

最近の休日

土日のどちらか一方は近くのカフェでモーニングを食べる、というのが習慣になりつつある。平日のしんどさが段々と増している分それなりのリフレッシュ効果を感じている。

あとは、今住んでいる家は半年後に引越すことになっているので、近所のカフェやご飯屋さんに行くことに対して財布の紐がとても緩くなっている。

ボドゲ

ボドゲ屋で2人版のアグリコラを見つけたので衝動買いした。本家は4人プレイで、2年程前の一時期に毎日夜通しやっていたボードゲーム

2人版でも、本家のエッセンスが凝縮されており面白かった。

その他

 

最近買った本とか読んだ本とか

本を読んだり買ったりしたのでその記録。

以前読んだ本で改めて読み直した物もある。

 

サイモン・シン『宇宙創成(上・下)』

著者の本で最初に出会ったのは高校の頃に読んだ『フェルマーの最終定理』で、私が大学で数学科に進んだきっかけの本でもある。算数や数学は小学校の頃から好きだった記憶があるけど、職業としての研究者を意識するようになったのはこの頃からだったと思う。

フェルマーの最終定理』に続けて同著者の『暗号解読』も当時読んだのだが、数学が好きだった一方で身の回りの自然現象には全く興味を持っていなかった高校生の頃の自分は『宇宙創成』だけは手に取ることはなかった。今となってはそんな偏執はなく、今更になって色々なことに興味を持っておけば良かったという後悔が湧き上がりつつある。そんなことを思っていたタイミングで親しい後輩から最近勧められたこともあり購入した。

 

米澤穂信ボトルネック

高校生の頃、米澤穂信の作品をよく読んでいた。最初に読んだのが『儚い羊たちの祝宴』で、一番印象に残っているのが『ボトルネック』。十数年ぶりに改めてボトルネックを読み返してみたら、今なお面白かった。自分のアイデンティティと向き合う系の作品が好きなのかもしれない。

当時読んでいたときの感想とは違った感想を抱いたりもして、本を通じて昔の自分も振り返ることができるようで面白かった。あまり書くとネタバレになってしまうけど、当時はもっと主人公側に感情移入しながら読んでいた(読んでしまっていた?)ような気がする。レビューサイトを巡ってみても、人によって抱く感想が全く異なっていて面白い。あくまでも私個人の感想だけど、この本はある一つの生き方を否定する物語なので、それと無縁の人生だった人は興味を持てないし、それの渦中にいる人にとっては強烈な毒になるものかなと思う。色々と考察要素のある話なのでまたいつか記事を書くかもしれない。

ついでに『儚い羊たちの祝宴』『満願』も手元に置いておきたいなと思い、併せて購入した。

 

篠原健太『彼方のアストラ』(漫画,完結)

友人に勧められたまま積読していたのだが、まとまった時間が取れたのでふと読み始めたところ、一気に最後まで読んでしまった。面白かった。繰り返し読みたい。

上と同じ感想だけど、自分のアイデンティティと向き合う系のテーマが個人的によく刺さる。

 

つばな『惑星クローゼット』(漫画,完結)

院生の頃に1,2巻まで読んでいて、最近になって4巻で完結していたことを知ったので改めて1巻からまとめて読んだ。

ストーリーが素晴らしかった。これも繰り返し読み返したい作品。

グロテスクな描写はあまり得意ではなく、絵だけ見るとややきつい所もあったものの、読み終わるとこのくらい人知を超えている方が良いかもしれないとも思った。不思議と理不尽さをそこまで感じない所も良かった。他の作品も読んでみたい。

 

以上。

 

 

Abyss

今日はごろごろしていた。夕方にちょっと買い物に出たくらい。

漫画を読んだり数学を少し進めたりして一日が終わった。

 

『少年のアビス』の最新話の内容が琴線に触れた。

(単行本でなく週刊誌のほう。ねたばれ注意)

 

 

 

 

 

自分が感情移入し過ぎてしまっているのもあると思うけど、作中の篠岡さんの最後の言葉は額縁に飾っておきたいくらい良かった。

 

 

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夢を持て、とはよく言うけど、目標に向かって前進することが楽しいと思えている間は良いけど、それがいつの間にか欲望に変わって、欲求不満になって、妬みや僻みを抱えたまま生きることになってしまったりする。

私も負けず嫌いというか比較的負の感情を原動力として頑張る性なので、本作に出てくる色々な人のように勝手に周りの環境と比べることで苦しみに変わる気持ちは凄くわかる。

 

夢を持つことって教育による刷り込みの成果な気もする。

勝手に人生のレールを敷かれるのも嫌だけど、仮に選択権が与えられたとしても、圧をかけるように夢を持てと言われるのは「今の貴方は間違っている」と言われることと紙一重のような気がして、実はもっと繊細に扱わないといけないことなのではという気がする。

 

自分が設定した目標ならば、その目標を取り下げることができるのも自分自身なので、目標の「下」ではなく目標の「上」に自分がいるという気持ちを常に持っていたい。夢を持ったほうが良いとか持たないほうが良いとかではなく、それを決められるのが自分(だけ)、という気持ち。

 

 

 

 

自炊0の日

朝。

近所のコメダ珈琲でモーニング。朝に行ったのは初めてのような気がする。ドリンク1杯でパンが無料、1人600円くらい。

人もまばらで快適だった。

 

昼。

セブンで買った中本の魚介味噌まぜそばを食べる。267円(税込)。

 

夜。

マック。CMでやってたチキンマックナゲット15ピース。490円。

 

おわり。

ちゃんと野菜も食べよう。

 

2023-07-22 Canva

先週霧ヶ峰に行ったときの日焼けが思ったより酷くなってきた。腕の外側と内側でくっきり色が分かれていて、今まで何回か登ったことのある富士山のときよりもはっきりと日焼けしたなーという感じ。一応、行きの特急で日焼け止めは塗ったんだけど・・・。

himo570.hatenablog.com

 

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今日は一日中ずっと家にいた。

来月、人生初の海外旅行を計画しており、なんとなく旅のしおり的な物を自己満足で作りたくなったので作っていた。使ったのはCanvaというサービスで、良さそうなテンプレートを落としてチェックリストとかタイムラインとかのパーツをぽちぽち置いていく感じで楽しい。完全に下手の横好きだけど。

デザインのセンスや知識は私に全く備わっていないので、たまにこういうことにチャレンジしてみると、世の中の有象無象のパンフレットや広告はよく考えて作られているんだなということを実感できる。

完成品だけ見ているとその裏に無数の選択があったことに気付くことが難しい。

 

昼はマックを食べて、それでお腹一杯になったので夕飯は抜いてしまった。

 

貴重な土曜日をPCとのにらめっこで消化してしまったので、明日は電子機器から離れて読書とかしたい。

家から出るかはわからない。

 

2023-07-19 少し前の日記

お昼過ぎに、妻のパスポートの氏名を変更するため新宿のパスポートセンターに行った。代理人申請なのでスムーズに行くかどうかドキドキしていたが、通常の申請から追加で必要なものは書類1枚、戸籍謄本、身分証明書くらいで比較的簡単だった。

(そもそも論として、氏名のみの変更で通常の申請と同じ手続きが要求されるのは負荷が大きいのでは、という説はあるかもしれない。)

 

平日の日中だったが夏休み前ということもありそれなりの混み具合だった。書類を提出し番号札を貰うまでの列が30分くらい、番号札を貰ってから呼ばれるまで1時間〜2時間くらい。

番号札を貰ってからは、スマホで混雑状況をリアルタイムに確認できたので、近くの図書館で本を返却したりスタバで時間を潰したりした。

 

図書館は今年の年始くらいから足繁く通っていて、ビジネス関連の本からデータサイエンス、物理の本まで興味の赴くままに色々借りている。地域によるとは思うが、SNSAmazonレビューで評価の高い書籍も意外と待ち無しで借りられるので、さくっと読むのに丁度良い。必ず期日までに返さなければならないということも、頑張って読まなければという後押しになっている。

 

無事にパスポート申請が終わった後はもう少し数学の本を物色したくなって紀伊国屋書店に行った。6階で本を見ていたら、突然館内放送が流れてきた。

「たった今、第169回芥川賞が、市川沙央さんの『ハンチバック』に…」

ちょうど芥川賞の受賞作が決まったらしい。なんとなくお祭りみたいな気分を味わえた。本を数冊買って階段を下りると、2階に特設コーナーが出来ていてTVカメラが入っていて少し賑わっていた。楽しそうな雰囲気を後にして家に帰った。

 

小説はあまり読まないのだが(毛嫌いしているわけではないがなんとなく趣味の中での優先順位が低い)、上記のこともあり芥川賞のことが少し気になったので家に着いてから調べてみた。

重度障害者の女性が主人公の作品で、作者も重度障害の女性ということで、さらにもう少しだけ興味が湧いた。

 

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私の2番目の兄は重度の自閉症で行動障害がある。会話の流れで誰かにこのことを話す時に自分としては相手にどう思って欲しいとかこういう言葉を掛けて欲しいというのは全く無いのだが、実際のところ、兄のことを聞いた相手はどう思っているんだろう、というのはたまに気になることがある。

つまり、自分にとって生まれた時から障害というものが身近すぎて、かつきょうだい児か否かという分け方で言えば統計的には少数派であることは事実なので、そうでない人の「障害」との間の距離の“平均値”(あるいは”期待値“)がどれくらいなのかを想像するのが難しい。例えば朝食がパンの人の割合を推定するような問題よりは遥かに手がかりがない。

身近に障害者がいなくても私より障害や福祉について何倍も詳しい人は沢山いるし、逆にたとえば何らかの選抜試験を通過して(その合格者たる)自身と似たような境遇の人たちだけと共に時間を過ごしてきた、みたいな生い立ちで、障害について何も知らない人もいるのかもしれない。友達とそういう話をする機会もほとんど無いのでずっと分からないままだ。何としてでもそういう話をしたいのかと問われると別にそこまでではないのだが、自閉症一つ取っても、あるあるトークとか幼少期のエピソードとかそれなりにはあるので、遠慮なく突っ込んできてもらっても何らかの話はできるはずとは思っている。

 

「自分としては相手にどう思って欲しいとかこういう言葉を掛けて欲しいというのは全く無い」と書いたが、強いていえば「自然体でいてほしい」と思っている。「障害者が自ら表現する実例が少ない」と芥川賞を取った方が言われていたそうだが、障害者の表現や目線が誇張や歪みのない形でたくさん社会にあらわれることが、「自然体」でいることを促すための良い材料になるのかなと思った。同時に、言葉で意見することが難しい人の思いをどう表現するのか、という問題も生じるけど。

 

 

2023-07-16 霧ヶ峰散歩

日曜日は妻と霧ヶ峰に行ってきた。その感想と、次回行くときの注意点など。

 

都内から電車で2時間半ほどでJR茅野駅に到着。そこからバスで1時間ほどで車山高原へ。

車山高原から車山山頂へはリフトor徒歩の2つ選択肢がある。今回は山小屋でボルシチを食べることと、霧ヶ峰自然保護センターの辺りまでを往復して帰ってくる予定を立てていたので、帰りの時間を考慮してリフトを選択。

 

15分ほどで車山山頂に到着。晴れていて気持ちいい。来てる人は多くて、観光客と登山の格好をした人が入り交じっている感じ。

360度こんな感じの景色に囲まれながら、歩いて30分ほどの山小屋「ころぼっくるひゅって」へ。

遅い時間だとメニューがなくなってしまうみたいなので、早めに行って無事に美味しいボルシチを堪能することができました。

 

食べた後は更に歩いて霧ヶ峰自然保護センターに向かう。ニッコウキスゲが綺麗に咲いている。

事前にインターネットで写真を見てはいたものの、生でこの景色に包まれるのと同時にその場の空気、風の音、におい、温度を一緒に感じられるのがとても良かった。

 

そのまま歩いて、霧ヶ峰自然保護センターのあたりに到着。グライダー滑空場があって、写真を撮っている人が沢山いた。格好良かった。

帰りは車山山頂まで戻り、リフトで車山高原に降りる。日焼け止めの塗りが甘くて、腕が赤くなっていることに途中で気付くも時既に遅し。

車山高原からはバスと電車で帰宅。良いお散歩だった。

 

最後に、また行く時の参考として霧ヶ峰散歩でいくつか気づいた点を纏めておく。

※2023年7月時点の情報なので詳細は各公式サイトを確認してください。

  • JR茅野駅〜車山高原はアルピコ交通のバスで片道1800円。SuicaなどのICカードは使えないみたいなので、往復を考慮して千円札と小銭が沢山あるとよい。山小屋の昼食代も考慮しておく。(今回は2人分を私が払ったのだが、結構ギリギリになってしまって帰りのバス賃が足りるかどうか怪しかった。)
  • JR茅野駅にはアルピコ交通のチケット販売所があるものの、行きのチケットしか買えない(かつ、確か現金のみだった)ので細かいお金があるならバスの中で支払いするのと変わらない。朝一番は販売所もバス停も混んでいたので、細かいお金があるなら先にバス停に並んだ方が良いかも。
  • 車山高原行きのバスは2路線あってどちらも終点。白樺湖・車山高原線が速い。
  • 車山高原に着いたら券売所で山頂までのリフト券を買う。そこそこ並ぶ。ちなみに、アソビューというサイトでスマホからリフトの前売り券を購入できるがこの画面をリフトの係員に見せても乗ることはできず、結局列に並んで券売所でチケットに交換しないといけない。(電子チケットみたいな感覚で誤解してしまった)
  • 車山肩の付近ではマイカーの長蛇の列が続いていた。山小屋の中の人もTwitterで注意喚起しているみたいだったので、車で来られる方は気を付けた方がよい。(↓渋滞の写真)

おわり。